宅食は、冷凍や冷蔵のおかずを自宅まで定期配送してくれるサービスです。
配食とは違って、利用者は高齢者や持病のある方に限りません。
料理の手間を減らしたい方、栄養バランスのとれた食事を食べたい方、ダイエット中・妊娠中の方など、利用者はさまざまです。
配食は高齢者や病気の方に食事を届けるサービスをさすことが多いですが、高齢者向けの宅食も出てきています。
宅食と配食のどちらを選ぶか迷っている場合、どちらを選んでも大丈夫です。
今回は、宅食・配食について、宅食に似た言葉を解説します。
宅食とは 由来は登録商標？
宅食とは、冷凍・冷蔵のお惣菜を自宅まで届けてくれるサービスです。
基本的には、減塩、カロリー制限などの食事を冷凍で定期配送してくれます。
他にも、ごはんがついているものや、冷蔵のもの、高齢者向けのものもあります。
家まで食事を宅配してくれるサービスと思って大丈夫そうですね。
健康に気を遣ったおかずが欲しい人、忙しくて料理する手間を減らしたい人などにおすすめです。
宅食の由来は、ワタミ株式会社の登録商標で「ワタミの宅食」からきているようです。
最近は宅食サービスが普及して、食事の宅配サービスのことを「宅食」と言うようになりました。
配食を頼もうと考えている方も、高齢者向けに栄養バランスを考えて作られた宅食を頼むことができます。
「健康うちごはん」は、電話での注文ができてwebサイトも分かりやすくおすすめです。
配食とは 市区町村・民間の違いも解説
宅食に似た言葉として、配食というものがあります。
配食は、自宅まで食事を配る（配達する）サービスです。
病気や高齢のため食事の用意が困難な人が、健康に気を遣った食事を食べられるように自宅まで運んでくれます。
自宅だけでなく、施設や病院でも利用されています。
宅食が自宅への配送なので、施設で利用されることがあるのが配食の特徴とも言えますね。
ただ、宅食サービスの中には、病院などへの販売もしている企業があります。
宅食と配食を、明確に分けることは難しそうです。
市町村が管理している配食サービスは、格安でバランスの良い食事を届けてもらえます。
ただし、本当に困っている人を助けるための制度なので、年齢制限や利用できる回数の制限、一人暮らしの人だけ、といった利用条件があります。
住んでいる地域によっては、自治体による配食サービスがないこともあります。
一方、民間の配食サービスは、食事の準備が難しい高齢者向けのサービスです。
宅食にも似たようなサービスがあるので、宅食と合わせて希望に沿ったものを選びましょう。
宅食の種類について 冷凍？定期配送？
宅食サービスの一般的な特徴をまとめてみました。
宅食がどんなものかイメージができると思います。
- 5分ほど温めて食べる冷凍のおかず
- 冷凍パックに盛り付けされていて数種類のおかずが入っている
- カロリー・塩分・糖質などの上限あり（「○○kcalまで」など）
- 7食～14食をまとめて定期配送（契約期間の縛りはない場合が多い）
- 配送間隔は週1回～月1回
配送間隔や食数はさまざまなので、参考程度に考えてください。
冷凍食品よりも味が良かったり、鮮度が良いということで冷蔵の宅食を用意している宅食サービスもあります。
冷凍の宅食より高価になりがちですが、おいしいのが特徴です。
高齢者向けの細かく刻んだ食材を販売する宅食サービス、カレーなどのレトルトを扱う宅食もあります。
宅食に似た言葉・似たサービス
宅食に似た言葉についても、ついでに紹介しておきます。
食宅便、夕食宅配、宅配弁当、出前、デリバリー、全てわかりますか？
食宅便
日清医療食品の宅食です。
宅食便ではなく、食宅便です。
漢字の並びを変えただけなので、混乱しそうですね。
食宅便は、高齢者向けのやわらかいメニューが選べる宅食です。
塩分・カロリー・たんぱく質などを抑えたメニューもあります。
夕食宅配
夕食宅配は文字通り、夕方、冷蔵の食事を届けてくれるサービスです。
夕食を宅配してくれると考えて良さそうです。
夕食の準備が難しい人に向けたサービスで、定期的に配達してくれます。
宅配弁当
お弁当を家まで配達してくれるサービスです。
お弁当なので、ご飯がついていて常温・冷蔵のものです。
減塩やカロリーの制限などもない可能性があります。
お弁当屋さんが用意してくれるサービスです。
出前・デリバリー
飲食店で配達をしてくれるサービスが出前やデリバリーです。
コロナ過の影響で、居酒屋など料理を家まで運んでくれるデリバリーも増えました。
お店まで行って注文するのが基本ですが、サービスとして家まで届けるというのが出前やデリバリーです。
ピザやラーメン、寿司などの出前・デリバリーがあります。
宅食と配食どちらがいいの？
宅食と配食を比べたとき、基本的には宅食がおすすめです。
宅食サービスはたくさんあり、利用者も多いので選びやすいのが特徴です。
糖尿病などの持病がある、高齢で固いものが食べにくい、ダイエットがしたい、料理の手間を減らしたいといった希望に沿うものが見つかりやすいのが宅食です。
ただし、地元の配食が希望に沿っているのであれば、わざわざ宅食を選ぶ必要はありません。
配食の利用条件などを調べて、配食を頼めるか確認してみてください。
宅食はインターネットを利用して注文する場合が多いので、パソコンやスマホが苦手な場合は使いづらい印象ですね。
宅食も電話で注文できる場合が多いので、必ずしもインターネットで注文する必要はありません。
宅食には利用条件もないので、利用したい人が好きなだけ注文できます。
利用者は全国にいるので、口コミなども見つかりやすく失敗が少ないと思います。
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