クロワッサンは、フランス語で三日月を意味する「croissant」が由来です。
トルコの象徴である三日月型のパンを作ったのが始まりと言われていますね。
今回は、クロワッサンの由来や種類、基本の作り方など、クロワッサンについて紹介します。
バターが香るおいしいクロワッサン…食べたくなってきますね。
クロワッサンの由来
クロワッサンは、フランス語で「三日月」を意味するcroissantが由来です。
オーストリアのウィーン発祥のパンと言われています。
1683年ハプスブルク家の守備隊が、攻めてきたオスマントルコ軍を撃退した記念に、トルコの象徴である三日月をかたどって作ったのが始まりです。
このパンがクロワッサンの原型となり、フランスに伝わった後、クロワッサンとして現在の形になったようですね。
おいしいクロワッサンとは
おいしいクロワッサンは、外側がサクサク、内側がふんわりとした食感が特徴です。
この食感を出すには、バターを溶かさないように手早く生地を折り込む技術が必要になってきます。
パイを作る時と同じですね。
また、小麦粉とバターは良質なものを使うことで、おいしいクロワッサンが出来上がります。
他のパンにも言えることですが、小麦粉とバターの質でパンの味は変わりますよね。
おいしくクロワッサンを食べる
クロワッサンは焼きたてが一番おいしいですね。
焼いてから少し経ってしまった場合は、オーブントースターなどで軽く温めるとおいしく食べられます。
保存は常温で大丈夫です。
空気が入らないように袋の封をしっかりとします。
直射日光の当たらない涼しい場所に保存して、早めに食べきりましょう。
クロワッサンはバターの風味が豊かなため、ジャムやクリームチーズなどの甘いものと一緒に食べると相性が良いですね。
朝食では、塩気のある生ハムやチーズと一緒に食べるのもおすすめです。
クロワッサンは家でも作れる?
クロワッサンは家でも作ることができます。
180℃で焼けるので、家庭用のオーブンレンジでも大丈夫ですね。
材料(4~6個分)
・強力粉 250g
・砂糖 25g
・塩 5g
・イースト 5g
・牛乳 125ml
・卵 1個
・バター 125g
クロワッサンの基本的な作り方
- バター以外の材料を混ぜて、生地をこねる
- 生地をラップで包み、30分冷蔵庫で休ませる
- バターをラップで包んで、めん棒で叩いて平らに成型(四角形)
- 生地を薄く伸ばし、バターを生地で包み込む
- 生地を長方形に延ばして、正方形になるように三つ折り
- 生地を90度回転させて、再度三つ折り
- 30分冷蔵庫で休ませる
- 生地を薄く伸ばして、三角形にカット
- 三角形の長いほうから巻いていき、クロワッサンの形に成型
- 濡れふきんをかけて、発酵したら180度のオーブンで20~25分焼く
変わったクロワッサン
基本的なクロワッサンは、塩や砂糖の味のプレーンクロワッサンです。
実は、クロワッサンには色々な種類があるんですよ。
- アーモンドクロワッサン(アーモンドクリーム、アーモンドスライスをトッピング)
- チョコレートクロワッサン(チョコレートをトッピング)
- ハム&チーズクロワッサン(ハムとチーズを挟んだもの)
- キッシュクロワッサン(卵とベーコン、チーズ、クリームでキッシュ風にしたもの)
- フルーツクロワッサン(フルーツやジャムをトッピング)
- 抹茶クロワッサン(抹茶クリームをトッピング)
- カレークロワッサン(カレーを詰めたもの)
- クロワッサンサンドイッチ(ハムやチーズ、野菜などを挟んだもの)
カレークロワッサンは珍しいですね。
ハムやチーズ、野菜などをトッピングしたクロワッサンは、朝食にピッタリです。
トッピングの種類によって、甘めのクロワッサンが合うもの、塩味のクロワッサンが合うものがあると思います。
自宅でも、色々なものをトッピングしてみてください。
クロワッサンに似た食べ物もあります。
デニッシュ(パン)は、丸い形状でクロワッサンより少し厚みがあります。
砂糖のかかったデニッシュは、好きな方も多いのではないでしょうか。
パンオショコラは、クロワッサン生地にチョコレートを包んだものです。
生地はクロワッサンに近いので、サクサク食感とチョコの甘さを楽しめます。
ブリオッシュもバターをたっぷり使ったパンですね。
もっちりした食感で、クロワッサンよりも甘味があります。
今回はクロワッサンについて紹介しましたが、いかがでしたか。
比較的簡単に作れるパンなので、是非作ってみてください。
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